花と子どもと雨と

娘(2015年1月生まれ) との日々

アンパンマンと距離を置いていることを、やんわりと伝えてみよう

アンパンマン。子どもに絶大な人気を誇るキャラクターですよね。
今4歳の姪っ子は彼が大好き。
スイが生まれる前に、姪っ子と一緒にアンパンマンミュージアムに行ってその人気っぷりには感心したものです。

しかしわが家では「積極的に取り入れない」という方向で夫婦の意見一致しております。
理由は、『物事を暴力で解決するから』。

「ぼくの顔をお食べ」と顔を差し出すだけならいいんですよ。その点に関しては、とてもいい奴だと思います。
(私は食いしん坊な人間なので、食べ物をくれる人は基本的に大好きです)
でもアニメだと「あんぱーんち!」でバイキンマンを殴ってめでたしめでたしな話ばかりですよね。
ちょっと暴力的すぎないかい?ともやもやしてしまいます。


さて。
アンパンマンの人気っぷりは、ほぼ全世代の日本人に認識されているといって過言ではないでしょう。
スイを育てるようになり、アンパンマンの話題を振られることはとても多くなりました。
下手にアンパンマン批判をすると、要らないトラブルを起こす可能性もあります。

距離を置いていることを、やんわりと伝えた実例をまとめてみます。
(本当にやんわりかは微妙なところですが)


1.子持ちではない相手には、冗談ノリできっぱりと 

未婚だったり、子どものいない友達などに「スイちゃんにもアンパンマン見せてるの?」と話を振られることあります。
そういうときの返しは、ほぼこれ。

「いやー見せてないよ。だってアイツ、物事をゲンコツで解決しようとするじゃん?」

[アイツ][ゲンコツ]といった砕けた言葉で冗談っぽく、しかし『暴力反対』という主張はハッキリ伝えるようにしてます。
「私みたいに暴力的な人間には育って欲しくないのよー」なんて自分を落としてオチをつけたりもしますね。
気心の知れた友達は、「なるほど(笑)」と納得して話題終了。(納得するなと突っ込みたくもなりますが)


2.じいじやばあば、親戚相手にはプーさん推しで 

親戚に「スイちゃんはアンパンマン好きかい?」と聞かれることも多いです。
特に私側の親戚は、姪っ子のアンパンマンフィーバーっぷりを知ってるので『好き前提』で聞いてきますね。

ここはなるべく穏便に。
下手にアンパンマン批判をすれば、姪っ子やその親である私の妹批判にも繋がりかねません。

「スイはプーさんの方が好きみたいなんだー」

親がプーさんのぬいぐるみを与えた影響でしょうが、一応これ事実なんで。
こんな感じでかわしてます。


3.アンパンマン信者の子のママさんには、相手を持ち上げて逃げる

アンパンマンのポシェットを下げた子ども。
アンパンマンのお洋服を着た子ども。
アンパンマンのぬいぐるみを抱きしめた子ども。
アンパンマンのおもちやで遊ぶ子ども。

近所にたくさんいます。よく行く児童センターにもたくさんいます。どの子も可愛いです。
そういった子どものママさんから、聞かれますよね。
「スイちゃんもアンパンマン好き?」

何が何でも穏便に済ませなければなりません!
馬鹿正直に自分の主張を披露するなんて、天地がひっくり返ろうともしちゃいけません!!

「スイにはアンパンマンまだ難しいみたいなんですよー。Eテレのワンワンの方が分かりやすくて好きみたい」

スイはまだアンパンマンのストーリー展開が理解できないけど、おたくのお子さんは凄い!アンパンマンの世界を楽しめるなんて!と相手のお子さんを持ち上げます。
更に『Eテレ・ワンワン』を引き合いに出すことで、『テレビ見せない育児をしてるわけでもないんですよー』と遠回しに伝えておきます。
変に【意識高い系育児】をしてると思われるのも気まずいですし。

だいたいこれで、波風立てずに話題を流せていると思いたいです。

 

小心者のつぶやきでした。