花と子どもと雨と

娘(2015年1月生まれ) との日々

絵本『ママだいすき』~子どもと過ごす毎日のかけがえのなさ~

スイ、1歳5カ月。

 

■『ママだいすき』

こぐま社
文: まど・みちお
絵: ましま せつこ

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これまた図書館で借りてきました。
母と子の姿が、いろいろな生物で表現されます。

母鳥が餌を届けてくれるのを待つ雛鳥。
母猫にぺろぺろ身繕いされてくすぐったそうな子猫。
母シマウマを追いかける子シマウマ。

どの親子も幸せそうな表情を浮かべています。


私の感想

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ましま せつこさん。懐かしさを覚えるような絵柄です。
読むとこちらまで幸せな気分になりますね。

何度もスイに読み聞かせているのですが、ある日突然「あ、これ私とスイの姿と一緒なんだ」と衝撃を受けました。
食事を与え、身体を洗い、いないいないばあして、見つめ合ってお話し、おでかけも一緒、いっぱい抱っこ。
毎日毎日くり返している日常そのまんま。

意識的に描かれている子どもの表情を見てみると、どれもスイが重なるんですよ。
スイもこの絵本の動物たちと同じように、『ママだいすき』って慕ってくれてるのかな?なんて考えたら泣けてきちゃいました。
そして、私もこの動物たちと同じように、子どもを慈しんでいるのかな?なんて思ったら一層泣けてきちゃいました。

時にはしんどさも感じてしまう、毎日の育児。
だけど日常のひとつひとつを切り取って見てみると、かけがえのない時間だということを改めて感じさせてくれました。

スイの癇癪にイライラするときとか、自分の気持ちを落ち着けるために読むのもいいかも。


スイの反応

 

1歳児、大好きな動物がいっぱい出てくるので当然のようにお気に入りです。
何故か中表紙のペンギンが特に好きみたい。
「ぷぇんぎん!ぷぇんぎん!」と指さしします。

最後の「だっこ だいすき」のページで抱きしめると、にやにや嬉しそうにしますね。